さゆり21歳
知と狂気
こんにちは??
先日、書店で エルヴェ・ル・テリエ『異常(アノマリー)』と最近話題の我孫子武丸『殺戮にいたる病』 を購入しました??
どちらもまったく異なる世界観ながら、読後に残る“人間の奥深さ”と“心の揺らぎ”が印象的で、まるで静かに肌に触れるような余韻を感じました?
エルヴェ・ル・テリエの筆致は、とても知的で洗練されています。
飛行機が二重に現れるという“現実のずれ”を軸に、同じ人物が二人存在するという異常な事態を通して、アイデンティティの不確かさや、人間の存在そのものの意味を問う物語?
物理学や哲学、そして愛の形までもが絡み合う構成はまるで上質な香水のようで、読んでいると頭の奥がくすぐられるようでした??
不安と知的興奮のあいだに揺れる感覚が心地よく、ページをめくるたびに現実と虚構の境界が溶けていくような錯覚に包まれました。
一方で、我孫子武丸の『殺戮にいたる病』は、静けさの中に潜む狂気が際立つ作品?
人間の“理性”と“本能”の狭間にある闇を描き出す筆致には、背筋がぞくりとするような美しさがありました?
終盤に向けて明らかになる真実には息を呑み、読み終えた後も、心の奥で小さな痛みのような熱がずっと残ります…
血や暴力を描きながらも、その底に潜む孤独や欲望の描写がどこか官能的で、思わず引き込まれてしまいました?
どこか小説版の『アメリカン・サイコ』に似た要素もあります?
秋の夜長に読むにはぴったりの二冊。
知的でありながら少し艶を帯びた読書の時間に、心まで解きほぐされました??
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